白い女の子
いわくつきの家に住んでいた頃
庭に面してリビングがあった
元は居間だがリビングっぽくしていた
娘が4歳の頃
とある日曜日久しぶりの休みだった
昼食を食べたら僕と娘だけが家にいた
娘は近所の友達と遊ぶ約束をしていた
友達の家まで一緒に行き
4時には迎えに行くと伝えた
ソファーでごろごろして目を覚ますと午後3時
娘を迎えに行くには「まだ早いな」と思いつつコーヒーをいれながら窓の外を見た
丁度、白い服を着た娘ぐらいの女の子が門から駐車している車沿いを駆け抜け
玄関に入ってこようと左折した行動が見えた
「誰だあの子は?」あきらかに娘ではない
顔は見えなかった「娘の友達かも」と思った時
呼び鈴のブザーが「ブー」と鳴った
「はーい」と玄関を開けたが誰もいなかった
この状況を整理して考えると
玄関から先に行き僕の視界から消える方法は
➀戻る
②高さ1.8mの塀を超えて隣地に行く
③犬走りを通り抜ける(あらいぐま対策で塀を設けており通行は出来ない)
さっきの女の子では無理がある
敷地外に走り出て辺りを見渡すが誰もいなかった
女の子が来たので玄関へ行こうとしていた事もあり
通常よりは早く玄関には到着した
見間違いではなかった
しばらくして娘を迎えに行った
自宅に向かいながら女の子の事を娘に聞いてみた
娘は「パパも見たんだ?友達じゃないけど、小さいころは家で良く見たよ」
同一人物かしらないがやはりであった
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。