僕のレクイエム

しばらくは運動してダイエットに励みます。釣りは引退しました!
心霊大好き。

仏間

実はこの頃名字が変わった
父が家族ごと養子縁組したのだ


父の父、僕からは祖父
その祖父の従兄弟に養子縁組された


夏休みになり、新しい祖父母と仲良くなろうと
早々と帰省した


元々の父の実家から歩いて20分程だが
駅から近く繁華街にあった


家は築100年以上
かなりの豪邸であった


うれしい事にトイレは離れにあったり
藏があったり、仏間があった


希望を祖父に伝え仏間が寝床になったが
期待に反して心霊体験はしなかった


近くの寺で地獄絵図がご開帳されると祖父に教えられた


祖父と一緒に地獄絵図を見に言った
地獄で鬼にこれでもかと苛められる死人
怖さより気持ち悪さにやられてしまった


その晩から一週間、毎夜地獄絵図の夢を見て
夢の中で地獄の鬼達にいたぶられた


毎夜悲鳴をあげて起きる僕に祖父も心配し
その寺に連れて行かれ住職に会った


その日から地獄絵図の夢は見なくなった

祖父の死

小学校4年のある日


午前4時に家族は母に起こされた
「もうすぐお爺ちゃんが死ぬから出掛ける準備して」
という不思議な言葉に起こされた


まもなくして実家から電話があり
たった今祖父が亡くなったという


新幹線で実家に向かう途中母に聞いた


僕たちを起こす少し前に
我が家の呼び鈴が鳴ったそうだ


扉を開けなくても母には祖父がいること
がわかっていたそうだ
祖父は母に他界の挨拶して消えたそうだ


母は呼び鈴ぐらいは聞こえたんじゃないないのと言っていた

新天地へ

小学校4年になると同時に引っ越した
都会のど真ん中である


この地には長く住むことになる


そして、お化け見たい妖怪見たいは
ある友達との出会いから好奇心から病気へと進行する


この頃、空前の心霊ブームが来た
夏休み等は心霊番組が沢山放送された


心霊番組が放送された翌日
決まってM君の周りには人だかりが出来ていた


そうM君は、霊を見たことある人で
心霊の本も沢山持っていて詳しかった


そんなM君と仲良くなるのに時間はかからなかった